チャバネゴキブリ駆除施工方法

1.生息調査
チャバネゴキブリを駆除する場合、まず、巣を見つけることが重要です。下の写真はビールサーバーの内部です。他にも、レジの中や火災警報器の中、稀に壁や天井裏に巣がることもあります。
2.ゴミの除去
 薬剤を噴霧してチャバネゴキブリを早く駆除したいところですが、まず、厨房機器の下や壁との隙間にあるゴミを取り出さなければいけません。
3.マイクロカプセル剤の噴霧
 次に薬剤を噴霧しますが、弊社はマイクロカプセル剤を使用します。わかりやすく言うと、殺虫剤が樹脂のカプセルに入った「イクラ」のような殺虫剤です。
 この薬品の特徴は、薬剤がカプセルに入っているので、長期間持続します。新たにチャバネゴキブリが侵入しても、その上を通った時にカプセルが割れてチャバネゴキブリを駆除します。
4.ベイト剤塗布
 仕上げはベイト剤の塗布です。ベイト剤とは毒餌です。
マイクロカプセル剤が届かない場所に巣をつくっている場合などに有効です。
 また、ベイト剤を食べたチャバネゴキブリが巣に戻って糞をします。チャバネゴキブリは仲間の糞を食べる習性があります。そのため、糞を食べたチャバネゴキブリも駆除できます。






  巣の場所がわかりにくい場合や、生息状況を調べるためトラップを設置します。トラップは施工後も継続的に設置して、新たにチャバネゴキブリが発生していないかの調査にも使用します。
  写真は機器下のゴミですが、チャバネゴキブリの卵鞘があります。ゴミをそのままにして薬剤を噴霧しても効果は半減し、駆除が困難となります。この作業がチャバネゴキブリの駆除には非常に重要です。
   いよいよマイクロカプセル剤を噴霧しますが、噴霧する場所は厨房機器内部や裏側です。こういった場所はチャバネゴキブリが好んで巣を作る場所です。